ウインドウフィルムは大吉なり |
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家相の鑑定をさせていただくと、最近ちょっと気になることがあります。それは、雨戸やシャッターを取り付けない家が多いことです。理由は2つ。まずデザイン的に、雨戸やシャッターが付くと見劣りしてしまうこと。そして、費用を少しでも安くするために、雨戸やシャッターが見積りから外されてしまうことです。 デフレ傾向にある中で、住宅の坪単価もどんどんお値打ちになっています。その一方で、デザイン性の高い住宅のニーズは依然として多く、雨戸やシャッターは、デザイン面でも費用の面でも、見積りから外すのには好都合なものとなっているようです。私も昔は、「お見積り書」を作成していましたから、このあたりの事情はよくわかります。雨戸やシャッターをなくせば、外観もすっきりして見えますし、窓をおしゃれなデザインのものにすることもできます。またそのぶん、見積りも“お値打ち”になりますからね。 しかし、デザイン的に見劣りしても、少々費用が高くなっても、雨戸やシャッターはぜひ取り付けていただきたいのです。それは、現代家相学上「吉」の家づくりをするためにも、とても大切なことであると私は考えているからです。 なぜなら、雨戸やシャッターは、多くの災難から住まいを守ってくれるからです。記事「隣の家の台所は恐れるべし」でも触れましたが、火災の際、外壁は耐火の能力を持ちますが、窓ガラスは簡単に火を取り込んでしまいます。どんなに耐火性能の高い家を建てても、窓ガラスは弱点となってしまうのです。そんな時、雨戸やシャッターがあれば、いくぶんかは延焼の速度を弱めることができます。防火タイプの雨戸やシャッターであれば、なおいっそう効果は高まりますね。 台風や竜巻などの自然災害に対しても、雨戸やシャッターが果たす役目は大きいのです。「鬼門 (南西編)」でもお話しましたが、愛知県の西部の豊橋市で、以前大きな竜巻が発生しました。被害も大きく、当時はテレビでも報道されましたから、覚えている方も多いことと思います。その映像では、建って間もないような新しい住宅も、竜巻により窓ガラスが破壊され、屋根が吹き飛ばされていました。そんな中驚いたことに、築30年を越える住宅が、何の被害もなく済んだというのです。竜巻が襲って来る寸前に、家中の雨戸を閉めたことが功を奏したのです。家はどこかの開口部を破壊され、そこから強い風が一気に侵入すると、その風の力で屋根が吹き飛ばされてしまうことがあります。この住宅の場合は、竜巻で窓が壊されるのを、雨戸が防いでくれたわけです。 昔から家相で、南西の方角に玄関などの開口部をつくることを嫌うのは、南西方向くる台風や季節風の強風に、家を壊されることを恐れたことも理由のひとつでもあるのです。昔と違って、開口部がたくさんある現代の住宅こそ、雨戸やシャッターで自然災害に備えることが大切なのです。 そしてもうひとつ、忘れてならないのが防犯面です。雨戸やシャッターは、防犯面でも威力を発揮します。雨戸やシャッターが閉まっていれば、窓ガラスを割って鍵を壊されたりすることも防いでくれるからです。 このように雨戸やシャッターは、多くの災難から住まいを守ってくれるのです。決して不要なも そんな雨戸やシャッターを取り付けられない場合に、私はあるものをおすすめしています。それは、防犯用のウインドウフィルム。泥棒の侵入を防ぐため、窓ガラスが割られないように、窓の内側に貼る特殊フィルムです。「フィルム」というと、ごく薄いものを想像されると思いますが、予想外に分厚い頑丈なものです。わが家も、防犯フィルムを施工しています。 わが家はもちろん、台風や防犯面を考慮して、大きな窓にはすべてシャッターを取り付けています。しかし、小さな窓、特に浴室や洗面所などの窓には、雨戸やシャッターがありません。この浴室や洗面所の窓が、意外に狙われやすいのだといいます。 また、雨戸やシャッターを閉めることで、逆に留守であることをアピールしてしまう場合もあります。警備システムや防犯カメラは設置してあるものの、留守中にシャッターを閉めなくても防犯効果を高めるために、防犯フィルムを施工しています。 分厚いフィルムだとはいっても、所詮1枚のフィルムを窓ガラスに貼るだけです。それでどれだけの効果があるか、疑問に思われる方も多いでしょう。しかしこのフィルム、いざというときには大きな威力を発揮してくれます。金属バットやハンマーでガラスを割って鍵を開けようとしても、簡単にガラスを貫通することができず、泥棒も侵入をあきらめることでしょう。 また、侵入防止以外にも、防犯フィルムにはこんな効果もあります。万一大きな地震が起きたり、近くで爆発事故などが起きたりしたときに、窓ガラスが飛散するのを防いでくれたり、台風や季節風などの強風で、物が飛来し窓ガラスが割れるのを防いでくれます。雨戸やシャッターを付けたくても付けられないマンションにも、この防犯フィルムはおすすめです。 窓からは明るい光と心地よい風、そして幸せだけが入ってきてほしいですからね。 |
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2005 家相研究家 小池康壽
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