小池康壽の掃除のススメ! |
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「家相は対策ができるもの」。これが小池流現代家相学のスタンスであり、住宅設備機器やインテリアなどがその対策アイテムであることは、もうみなさんもご承知のことと思います。さて、小池流家相学にはもうひとつ、究極の対策アイテムがありますが、みなさん覚えていらっしゃいますか? それは、以前「鬼門のトイレ 究極の対策法!」でお話した「掃除」です。私は「掃除こそ一番の家相対策」と考えています。「間取りは大吉だが、埃や汚れだらけの家」と「間取り上大凶でも、きれいに掃除された家」。どちらが家相のよい家かと尋ねられたら、私は即座に「後者!」と答えます。掃除は文字通り「掃き除く」こと。しかし、掃き除かれるものは、埃や汚れだけではありません。掃除は、心の中に積もった家相に対する悩みや不安も、同時に取り除いてくれるものなのです。 私に家相の鑑定を依頼される方の中には、家族の病気や事故、また家庭内のもめ事の原因が、家相にあると思われている方も少なくありません。そして、その打開策にと、高額な鬼門除けの置物を買われたりする方も多いのです。しかし、たとえば鬼門にトイレがあることと、家族の病気や事故、家庭内のもめ事とは、本来は何ら直接的な関係はないのです。「まずは、心の鬼門を掃き除くこと。その方法が掃除です」。家相で思い悩んでいる方には、私はいつもこうお話しています。鬼門にトイレなどの水回りがあることを「大凶」とするのは、それらを“不浄”のものとしていた昔からの考えによるものです。「鬼門に不浄のものがあると災いが訪れる」、昔の人々はそう信じていたのです。確かに、トイレなどの水回りは汚れやすく、不浄な状況になりやすい場所ですが、常に掃除をしてきれいにしておけば、それはもはや不浄の場所ではありません。不浄の場所でなければ、鬼門にあっても何も問題はありませんからね。 私が家相の対策アイテムとして掃除をお奨めするのは、このような理由からなのです。不浄の場所が、掃除によってきれいな場所になれば、同時に気持ちもスッキリするはずです。それに何より、対策は自分の手で行ったほうが効き目があると思いませんか?“お札や置物”では、トイレはきれいになりませんから…。 もちろん、みなさんに掃除をお奨めするだけでなく、私も相変わらずオフィスや自宅は自らトイレ掃除を実践しています。以前、掃除に学ぶ会」の活動で、伊勢皇大神宮のトイレ掃除(2002年10月)をさせていただきました。開会式当日は北川正恭三重県知事も出席していただき、全国から約1500名の方が参加され、500名が伊勢神宮の内・外宮内のトイレ、1000名が伊勢市内の各学校のトイレ掃除を担当しました。通常は、伊勢神宮内の清掃を外部の人々で行うことはまずありません。今回は、伊勢皇大神宮が特別に配慮をいただいたものです。 私たちはいつものごとく、より時間と手間をかけ、最後は写真のように隅々までピカピカのトイレにさせていただきました。掃除後は、外宮と内宮の特別参拝(通常は入れない敷地内での特別な参拝)をさせていただき、私にとっても“心の掃除”ができた一日となりました。今回、伊勢神宮のトイレ掃除に参加させていただき、改めて「掃除」が持つ効果を実感することができました。ゴミや埃、汚れといった目に見える“不浄”を掃き除くことで、心の中の迷いや悩みも、少しずつ掃き除かれていくと思うのです。 江戸時代から盛んになったお伊勢参りは、まず五十鈴川で禊(みそぎ)をし、身体をきれいにしてから(外清浄)、神前に参拝していました。きれいな身体で、掃き清められた参道を通り、そして参拝して初めて、身体の中、つまり心も清められる(内清浄)と考えられていたのです。 鬼門除けのお札や置物のほうが、はるかに霊験あらたかに思えますが、不浄の場所をなくし、心の中もスッキリさせるのに、「掃除」ほど手っ取り早く効果のある方法はありません。「家相が悪いのでは…」と悩んでいる方、気になるところをとにかく掃除しましょう。 【伊勢神宮】 三重県伊勢市にある皇室の先祖を祭る神社。内宮(ナイクウ)と外宮(ゲクウ)との総称。(伊勢大)神宮。おいせさん。 ふじょう【不浄】 そのものに清さ・美しさ・正当性などが無く、けがれている様子。 そうじ【掃除】 ごみや ほこりなどを取り除いて、きれいにすること。〔害毒を流すものを根絶一掃する意にも用いられる〕 しょうじょう(シヤウジヤウ)【清浄】 きたならしさ(邪念)が無く、きれいな様子 新明解国語辞典 第五版 (C) 三省堂 |
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2005 家相研究家 小池康壽
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