鬼門のトイレ 対策法

先日、鑑定にお越しいただいた方が、こんなことをおっしゃいました。『今回、購入することに決めたこの家は、北東の鬼門にトイレがあり、それが理由でずっと迷っていました。先生の記事を「鬼門のトイレ 北東編」を読んで決心がついたのですが、それでもまだ、不安が残ります…。』というものです。そこで今回は、「鬼門のトイレ」の総集編として、「方位や場所ごとの対策だけでは不安…」という方に、究極の対策法をお教えしたいと思います。

この方だけではなく、鬼門にトイレがある家=何か悪いことが起きそうな家 というイメージを持っている方は、まだまだ多いのです。それだけ、鬼門という方角が恐れられている証でもありますが、トイレにもまた、昔から不浄な場所、汚い場所というイメージが定着しています。家相では昔から、この“不浄”を嫌い、鬼門や家の中央だけでなく、正中線や四隅線上、定方位などにも、不浄なもの(トイレや浴室などの水回り)を配置することを凶としてきました。つまり、“鬼門”とトイレの“不浄”の2つの「凶」が重なることで、より鬼門のトイレには“不幸や災い”が連想されてしまうのでしょう。

しかし、鬼門とはあくまでも方角なのです。冬に寒い北東は暖房を、夏暑い南西は遮光を、そして、空気がよどみがちで暗い中央は、換気を工夫し明るくすること。これが、小池康壽流の鬼門対策であることは、前回まででお話しました。今回お話する「究極の対策」とは、もう1つの「凶」である“不浄”の対策法なのです。トイレが不浄だから、汚いからよくないのであれば、不浄でない、きれいなトイレにしてしまえばよいのです。もう、おわかりですよね。究極の対策とは、そう、「トイレ掃除」に他なりません。

トイレ掃除といっても、特別な道具も、強力な洗剤も要りません。ごく普通に、便器の汚れを磨き、壁や床の汚れ、小物などにたまった埃を雑巾で拭き取ればよいのです。手拭き用のタオルもこまめに取替えましょう。手洗い部分に付いた水あかは、目の細かいサンドメッシュでこすればきれいになります。簡単にできてお金もかからない、究極の対策法がこの「掃除」なのです。

私の持論は、「掃除こそが一番の家相対策」です。どんなに有名な家相や風水の先生が太鼓判を押した家でも、家の中が散らかっていたり、埃だらけだったりしたら、その家は決して吉相の家とはいえません。「うちの鬼門はトイレじゃないから大丈夫!」などと安心してほとんど掃除をしないでいたら、そこがリビングでも寝室でも、また子供室であっても、ゴミや埃がたまり、カビが生え、ダニや雑菌が繁殖して、立派な不浄の場所となるのです。“鬼門”と“不浄”が重なることで、本当に災いが起きるのだとしたら、鬼門にどんな部屋をつくっても、その部屋が汚い状況であれば災いが訪れるはずです。

逆に、鬼門にトイレや浴室、また玄関があっても、こまめに掃除をし、きれいに保つ心がけがあれば、その家には多くの幸せが訪れると私は考えています。

「一病息災(いちびょうそくさい)」という言葉をご存知ですか。

「1つぐらい病気のある人のほうが、体のことを考え大切にするので、健康に自信のある人よりかえって長生きをするものだ」ということをたとえた言葉ですが、家相も同じです。鬼門から不浄なものすべてを外し、パーフェクトな家相だと安心しているより、1つや2つ気になるところがあるものの、掃除を心がけ、注意して謙虚に生活していくことのほうが、本当の「吉」をもたらすのかもしれません。

「掃除」とは、「ゴミや汚れを取り除いてきれいにする」ことですが、「害悪となるものを取り除く」という意味も持っています。鬼門のトイレで思い悩んでいる気持ちを、害悪とまでは言いませんが、健康で明るい生活を送るためには、やはりマイナスです。掃除をすると気持ちもスッキリするのは、心も一緒にきれいになっているからでしょう。鬼門にトイレがあることで思い悩んでいる方、「究極の対策法」であるトイレ掃除をして、その気持ちも、トイレと一緒にスッキリさせてください。ちなみに我が家のトイレはすべて私が、「掃除」を実践しています。

  

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