Q 足の弱った祖母がトイレを汚してしまうことがあります。トイレを別々にしようと思っているのですが、方向をどうしたらいいか教えて下さい。また、1階は仏間、祖母の部屋、居間、ダイニングキッチンになる予定ですが、1階にトイレが2つあるのは家相上よくないのでしょうか。


A 
1階にトイレが2つあることは、家相上悪いことではありません。

トイレは昔から「不浄」の場とされ、家相では何かと嫌われることが多いですね。不浄の場を増やすということで心配されているのかもしれませんが、トイレは住まいには欠かせない場所。家族構成やライフスタイルによっては、トイレの数を増やすことが「吉」となる場合も多いのです。

今回のご相談のように、お年寄りとの同居の場合もそうですね。高齢で足腰が弱ってくれば、トイレを汚してしまうこともしかたのないことです。とはいえ、汚れがちなトイレでは、家族も気分よく使えませんし、来客時にも不都合ですね。おばあさんも気兼ねなく使え、家族の負担も軽くなるという点で、トイレを2つつくることは得策といえます。

では、どこにつくればいいかという話ですが、まず、方位はあまり気にされないことです。
それぞれのトイレの方位を気にしすぎると、おそらく間取りの設計は進まなくなってしまうでしょう。おばあさんのトイレは、使いやすいようにおばあさんの部屋の近くに、もうひとつは、他のご家族の使い勝手を考えて配置されればよいと思います。ただし、家の中央部だけは避けましょう。窓が取れないため、臭気のこもった暗いトイレになってしまいますからね。

北側や西側にトイレがきた場合は、冬の寒さや夏の西日を和らげる対策をしておきましょう。現代の住まいでは、方位などより、むしろこのような対策が大切なのです。特におばあさんのトイレは、他の部屋に比べて温度が変わりすぎないように、冬の暖房や夏の風通し、遮光に配慮してあげてください。万一の場合にもすぐ救出できるよう、ドアは外開きか開き戸にし、介護のことも考えて、トイレの幅やドア幅も広めにとっておけると望ましいですね。

また、掃除のしやすさも重要なポイントです。いくら「良い方位」にあっても、掃除の行き届かないトイレは「不浄」そのものです。逆に、良くないとされる方位にあっても、きれいに掃除されたトイレなら何も心配することはありません。衛生面や日々の負担も考慮され、掃除のしやすい機種や内装材を選ばれることをおすすめします


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