砂かけばばあに気をつけろ |
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| 私は家相の相談を受ける際、家の間取り図面と一緒に周辺の住宅地図を拝見しています。今までにも何度かお話していますが、家相は「家の間取りや構造から吉凶を占うもの」で、言ってみれば住みやすい間取りづくりです。また風水は「風土、水勢から住居・埋葬の地を選定するもの」で、つまりは住みやすい場所選びであると、私は考えています。家相というと、とかく家の中の間取りだけを考えがちですが、住まいの場所である周辺環境をよく知ること、その周辺環境に合った家づくりをすることも、現代家相学上とても大切なことだからです。 周辺環境で注意しなければならないことはいろいろとありますが、私はいつも「砂かけ婆(すなかけばばあ)」が近くに住んでいないか、住宅地図を見ています。「砂かけ婆」が近くに住んでいると、何かとよくないことが起きるからです。「砂かけ婆」の正体、一体何だと思いますか?実は海岸の砂浜や、公園・学校などのグランドのことなのです。これらが近くにあると、風によって飛んでくる砂、「飛砂(ひさ)」の影響を受けやすいのです。 砂は意外に性質(たち)が悪く、雨樋を詰まらせたり、サッシのレールに入り込みコマの寿命を短くしたりします。また強い風で飛ばされた砂が、やすりのごとく家や自動車に当たり、金属製の部分や塗装部分の劣化を早める原因にもなっているのです。家や車という大きな財産が、砂によって脅かされてしまうのです。
また、せっかく洗った洗濯物を砂まみれにされたり、家の中を砂でザラザラにされたりしてはたまったものではありません。洗濯をしなおしたり掃除したりする手間や労力で、主婦の体の負担も増してしまうでしょう。砂を避けるため窓を閉めきったり、室内に洗濯物を干すことが続けば、カビやダニなどが発生しやすい不健康な室内環境になる恐れも十分あります。 たかが砂と侮ってはいけません。何の注意もしないでいると、財産運や健康運にまで悪影響が及んでしまいます。もし「砂かけ婆」が近所に住んでいたら、玄関や勝手口・窓などを設計する場所は要注意です。家の中まで砂が入ってくると、フローリングも傷みやすく、家電製品の寿命も短くなってしまいます。「砂かけ婆」がいる方向、風の向きなどを考慮して開口部を設計しましょう。また洗濯物を干す場所も吟味しなければなりません。 昔からこのような飛砂の対策としては、樹木(防砂林)を植えたり、多少風通しが悪くても木塀を作ったりして防いできました。現代ではブロック塀やアルミフェンスなどで、うまく防ぐことができるでしょう。また、その土地に長く住んでいる人に防ぎ方のコツを教えてもらうのもよいことです。その土地の環境をよく知っている人は、身近な家相の先生とも言えるでしょう。 土地や家を購入するときは、辺りを見まわして「砂かけ婆」が近くにいないことを確かめましょう。「ゲゲゲの鬼太郎」がいれば、どうにかしてくれるかもしれませんがね。 水木しげる(みずき・しげる)先生の著作。ゲゲゲの鬼太郎に登場する妖怪 ■出 身:奈良県。近畿各地に出現の報告がある ■武 器:砂を使った目つぶし攻撃 ■メ モ:誰もいない林の中で、ふいにパラパラと砂が落ちてくる。姿は見えないが老婆の妖怪ではないかと考えられ、砂かけ婆と名前がついた。鬼太郎軍団の相談役。妖怪アパートを経営している。 みずきしげる先生の妖怪ワールドより抜粋 |
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