Q 昨年末に家を新築し、現在外構の工事中です。狭い庭ですが、樹木も何本か植えたいと考えていたところ、父から鬼門にナンテンの木を植えるように言われました。鬼門除けになるそうですが、私は別の木を植えたいと思っています。樹木1本のことなのですが、別の木を植えたら悪いことがおきそうで迷ってしまっています。


A 
ナンテンは「難を転ずる」として、鬼門にはよく植えられる木です。

庭に植える樹木をあれこれ考えるのも、家づくりの楽しみのひとつですね。今回はお父さんのおすすめの「ナンテンの木」で迷われているようですが、このナンテンは「難を転ずる」として、鬼門除けにはよく植えられている木です。もちろんこれは「当て字」のようなもので、科学的に根拠のある話ではありませんが、他にも「エンジュ=延寿」「イチイ=一位」、「カリン=(お金を)借りん」などのように、縁起のよい樹木として庭によく植えられるものも多くあります。

家族の幸せな生活を願って、これらの縁起のよい樹木を植えるのは決して悪いことではありません。しかし、樹木は一度植えてしまうと、簡単には移植できない場合もありますね。ですから、縁起の良し悪しや見た目の好き嫌いだけでなく、その木が持つ性質をよく調べて、植える場所を決めることが大切です。

たとえば、根が太く大きく張るような樹木を配管の近くに植えると、伸びた根が配管を傷めてしまうこともあります。また、玄関や勝手口近くに、葉が密に茂る高い樹木を植えると、玄関や勝手口が死角になり防犯上好ましくありません。大きく成長する樹木は、隣家との境界から離して植える配慮が必要ですね。また樹木には、防風や防火に役立つ種類、目隠しに適した種類などもありますので、それらをうまく活用するのもよいことです。

ナンテンが鬼門に植えられるのには、鬼門のように日が当たらない場所でも生育でき、丈夫で手がかからないという性質もあってのことでしょう。鬼門にナンテンを植えなかったからといって、何か悪いことがおきるなどということはありませんが、今植えたいとお考えの樹木がその場所に適しているかどうかは、もう一度よく調べておかれることをおすすめします。


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