大凶のマンション南西角物件を吉方に |
| 先回の「マンションの家相学」では、マンションの南西角物件は、西日の暑さで凶になる場合があるというお話をさせていただきました。
そして、そのような物件は、できる限り対策をすることで凶を吉にしようとする小池康壽の家相学でも、対策法がある程度限られてしまうこともお話しました。ですから、前回の「マンションの家相学」は、これからマンションを購入する方だけにご覧いただきたい、すでにそのような物件に住んでいる方は、できればご覧にならないでいただきたいとお願いしたのです。 しかし、「見るな」と言われれば、逆に見たくなってしまうものですよね。また、わずかでも改善できる方法があれば、やはりそれを取り入れ、少しでも快適に暮らしていただきたいというのが私の願いです。そこで今回は、前回お約束したように、マンションの南西角物件のできる限りの対策法、少しでも快適に暮らせる方法をお話しいたしましょう。 ![]() 前回の「西日を操るは吉の住まいなり」 でも、戸建ての場合の西日対策についてお話しましたが、戸建ての住まいでも、西日の暑さと戦うのは大変なことです。西日対策の商品を持たない窓メーカーも少なくありませんし、ハウスメーカーなどの場合は、サッシの仕様も限られてしまい、対策がまったくできないケースもあります。 マンションの場合は、さらに対策が難しいといえます。前回の記事で、遮熱は窓の外で行うほうが効率がよいとお話をしましたが、マンションの場合は、窓の外部で対策をすることが規約上難しいからです。そんな中で少しでも西日の暑さの影響を和らげ、過ごしやすくするための対策例を、以下にご紹介していきます。 ![]() まずは、西日が当たる窓ガラスに、遮熱フィルムを貼る方法です。遮熱フィルムはDIYショップでも購入できますので、ご自分で貼ることも可能ですが、窓ガラスの種類によっては熱でガラスが割れてしまう場合もありますので、できればウインドウフイルムの専門店に任せたほうが安心です。 ![]() 2つめは、マンションベランダ用の立て簾 や、日除けスクリーンを利用する方法です。ただし、これらを利用する場合は、基本的にマンションでの使用を考慮した商品を選びましょう。マンションのベランダは風当たりも強く、風による落下や飛散には十分な注意が必要です。風で飛ばされないように工夫してある商品もあるので、利用する際は商品をよく検討してください。 ディノス TOP > 商品検索 > 日よけ 楽天 TOP > 商品検索 > 日よけ もうひとつは、ベランダやバルコニーに床材を敷き詰める方法です。これは特に、最上階で大きなルーフバルコニーがある場合におすすめです。「マンションの南西角物件は大凶なり」でもお話したように、南西角の物件は、強い西日で熱せられたバルコニー床面の熱い空気が、室内に伝わり暑さを助長させるのも凶たる一因です。 ![]() 私のオフィスも、バルコニー全面に床材を敷き詰めてありますが、熱反射はずいぶん少なくなっているように感じます。特に最近は、打ち水を行なうことで、床の表面温度を一定時間低くすることも可能な商品がでてきました。これらを利用すれば、よりベランダやバルコニーからの熱の反射を抑えることもできます。 ただしこの商品も、できれば専門家に相談していただき、施工もプロにお願いすることをお勧めします。なぜなら、特に高層階での使用は、突風で飛散してしまうこともありうるため、端部のめくれやすい部分などは、専用部品を利用してしっかりと施工していただきたいのです。 ![]() そして、最後は「緑のブラインド」。プランターなどを利用して、ベランダやバルコニーで蔓性の植物を育ててみるのもよいでしょう。園芸用のネットやひもなどで、窓の外に蔓を誘引してやれば、緑のブラインドができあがります。植物は茎や葉に水分を含んでいるため、遮熱の効果も高いのです。もちろん、植物は日差しに強い種類を選ぶことが肝心です。 以上、対策例をいくつかご紹介しましたが、すべてにおいて注意していただきたいのは、風による飛散です。また、マンションの外観への影響もありますので、管理組合にも確認されるとよろしいでしょう。遮熱用のウインドウフイルムも、反射率が高いフィルムの場合は、外部からはミラーガラスのようになり、マンションの規約で許可されない場合もありますので、事前に十分確認をしてください。そして、風の強い時などは、安全を第一に対応していただき、スクリーンなどは一時的に取り込むなどの対策をしていただきたいと思います。 小池康壽の家相学では、「マンションの西日対策は限られども、直射光、熱反射防ぎて、わずかでも住み心地高める工夫し、快適さ確保するなり。ただし、くれぐれも安全管理対策怠ることなかれ」と申しておきましょう。 |