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昔から「北枕は縁起が悪い」とか、「東向きに眠ると出世する」など、枕の向きにも諸説がありますね。しかし、これらはほとんどが迷信であり、根拠のあるものではありません。亡くなった人を北向きに寝かせることから、以前は縁起が悪いと嫌われていた北枕も、最近では磁力の関係で熟睡しやすい良い向きとも言われています。つまり、枕の向きとして望ましいのは、「より良い睡眠が得られるような向き」なのです。 そのためには、単に方位だけではなく、寝室の環境全体から考えることが大切ですね。
寝室が家の中のどの場所にあるか、また、窓の数や位置などでも、寝室の環境は大きく変わってきます。 たとえば、北側や北東のように冬に寒い場所、南側や西側のように夏に暑くなる場所に寝室がある場合は、窓のすぐ近くなど、寒さや暑さの影響を大きく受けてしまうような枕の向きは避けましょう。また、寝室がキッチンやトイレの隣にある場合は、朝食を準備する際の音や、トイレの水を流す音などで、眠りを妨げられてしまうことがよくあります。少しでも静かに眠ることができるよう、音源となるものからは、枕は遠ざけたほうがよいのです。 そして、できれば風の通る場所に、ベッドを置くのが望ましいですね。ベッドも寝具も、毎日相当量の汗を吸っていますから、風の流れのない空気のよどんだ場所にベッドを配置してしまうと、やはり湿気や埃がたまりやすく、健康上もよくありません。部屋に対する納まりも大事ですが、一日の3分の1近くの時間は眠っているわけですから、より健康的に安眠できるように、ベッドの配置、枕の向きをもう一度考えてみてくださいね。
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