窓は幸せも招くが不幸も招く

「家相学は家窓学」シリーズの今回は、「窓は幸せも招くが不幸も招く」です。

窓が招く「幸せ」とは、みなさんもご想像のように「やさしい光」や「そよ風」のことですが、では、窓が招いてしまう「不幸」とは何だと思われますか?

それは、冷たい風西日などの暑い日差し、台風や竜巻などの強すぎる風、また泥棒なども、窓から入ってきてもらっては困るものですね。そしてもうひとつ、窓からの侵入を避けたいのが「火」なのです。今回はこの「火」の侵入についての「家窓学」をお話しいたしましょう。



住宅メーカーは、テレビのコマーシャルなどで耐火性能をアピールしています。厳密に言えば、この耐火性能も、建物構造の違いや外壁性能などでさまざまな差はあるでしょう。我が家も外壁にはこだわり、80ミリの厚みのものを採用しています。

しかし、こと外部からの延焼に関しては、どんな構造の建物でも、窓のガラスが溶けて火が屋内に侵入してしまえば、あっという間にカーテンや家具に燃え移ってしまいます。



ですから、構造体の耐火性能に神経を使うように、隣家の窓との距離や窓の配置にも神経を使うことが大切であると、私はいつも図面を拝見しながらアドバイスしています。


たとえば、鍛えられた強い体を持った人間でも、いくつかの急所を突かれれば、いとも簡単に倒されてしまいます。それと同じく、住まいにとって窓は急所でもあるのです。どんなに火災に頑丈な建物でも、窓がある限り、火の侵入は防ぎにくくなるのです。


*画像提供  日本板硝子


住まいの間取りをプロが設計する際、地域によっては、雨戸を防火仕様にしたり、窓ガラスを網入りガラスにしたりします。しかし、そういった指定がない地域の場合でも、できれば、隣接する建物とできる限り距離をとって建てること、窓が直接向き合う場合は、防火対策を考慮して窓の配置や仕様を考えることが大切です。特に、火災が起きやすい隣家の台所に近い窓は、ガラスを網入りにしたり、防耐火ガラスを使用したり、雨戸やシャッターを設置しておく配慮も大切ですね。

小池康壽の家相学では、「窓は幸せも招くが不幸も招く。窓は急所と心得て、火の侵入を防ぐなり」とお伝えしておきましょう。


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