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「マンションの家相学」の連載の中で、 マンションは基本的に南向きが吉であると、以前お話をさせていただきました。しかし、同じ南向きでも、さらに吉の物件と、そうでない物件があります。その分かれ目は、風通しの良し悪し。どうせマンションを買うなら、大吉の物件を選びたいものですね。南向きで風通しもよい大吉のマンションを選ぶ、今回はそのポイントについて、お話をいたしましょう。

南向きのマンションが吉である理由は、以前「南に大きな開口部をつくるは大吉なり」 でもお話をしたように、暑い夏は強い日差しが住まいの奥深くに入らず、逆に寒い冬は、暖かい日差しをしっかりと取り込むことができることです。
しかし、大吉の住まいの条件は、太陽の光だけでなく、もうひとつの自然の力である風も、上手に取り入れなければなりません。住まいの中の風通しの大切さは、 「家の中に線を引け」 でもお話したとおりです。特に、マンションのような構造の住まいこそ、風通しがより大切だといえますね。ですから、北側にも窓がある物件を選ぶことが、まずは重要です。

地域によって風の流れは違いますが、南から北へと風を通すことで、湿気やほこり、室内の腐敗した空気などを効率よく排出でき、住まいの空気環境をよくすることができます。マンションのチラシなどでも、部屋の空気の流れを表した図面をよく見かけますね。
しかし、このように北側に通路のある物件では、窓が窓の役目を果たしていないことが多いのです。エレベーターや階段を利用するために、北側の通路は毎日人通りがあるでしょうから、部屋の中を見られないようにと、カーテンを閉めたり、窓を閉めて生活している方も多いはずです。ですから、窓はあれども、現実には気の流れをつくれない、風通しの悪い住まいになってしまっていることも多いのです。

(上記CGは面格子や型ガラスを削除して表現しています)
つまり、南向きで風通しもよい大吉のマンションを選ぶポイントとは、北側に通路がない物件を選ぶことです。これからマンションを購入しようという方は、南向きで、北側に通路のない物件を購入されるとよろしいでしょう。

しかし、「北側に通路がない物件なんかあるのだろうか?」とみなさん思われるでしょう。南向きのマンションなら、北側が通路になる場合がほとんどですからね。次回は、その間取りプランをご紹介いたしましょう。
また、もうすでに北側に通路があるマンションを購入された方、今回お話したように、人目が気になってなかなか窓が開けられず、風を通せないために湿気やカビで悩んでいる方も多いことでしょう。人目を気にせず、効率的に気の流れをとる秘伝も、次回以降お教えいたします。楽しみにしてくださいね。
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