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鏡は昔から、皇位の象徴として代々の天皇が伝承する「3種の神器」(八咫鏡=やたのかがみ・草薙剣=くさなぎのつるぎ・八坂瓊曲玉=やさかにのまがたま)の1つであり、家の中でも大切に扱われてきた道具です。鏡の向きや置き場所についていろいろ言われたり、新居には最初に鏡を入れるとよいなどと言われるのは、「鏡は大切なもの」という認識が現代にも受け継がれているためでしょう。 ところで、鏡はどんな時に使われるのでしょうか。洗顔や化粧をする時、身だしなみを整える時など、鏡は自分の姿を映し見るために使うものですよね。また、顔色や目の充血、歯ぐきや舌の色など、自分の健康状態を判断するためにも、鏡は必要な道具なのです。その意味でも、鏡が正確に自分を映してくれる場所や向きを選ぶことが大切です。 窓の位置、光の入り具合、照明の位置など、その家によって条件はすべて違いますね。大切なのは、自分が使う時間に一番きれいに映る場所に鏡を置くことです。人間は気分に左右される生き物ですから、鏡の中にきれいに映る自分を見れば、気分もよく、今日もがんばろうと意欲も出てきます。逆に元気がないように見えてしまうと、気分も晴れず、何となくやる気も失せてしまいますよね。縁起がよいとされる向きや場所に、ことさらにこだわる必要はありません。きれいに映る場所がよい場所なのです。 |
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