花粉症で窓を閉めるは大凶 |
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スギ → ヒノキ → イネ → ブタクサ → ヨモギ。 さて、これはいったい何の順番でしょうか? “しりとり”でないことはご覧のとおりですが、この植物たちの名前にピンと来た方も多いことでしょう。そうです、これは、花粉症の原因となる花粉が飛散する順番なのです。 そろそろ落ち着きそうなスギに替わって、今はヒノキが本番。夏にかけてはイネ、秋にはブタクサにヨモギと、花粉症の原因となる花粉は長い間飛散しているのです。花粉症にかかると、目のかゆみやくしゃみ・鼻水だけでなく、頭痛や湿疹などで悩む人も多く、身体的にも精神的にも不快なものですが、実は現代家相学上も、「大凶」となってしまうおそれがあるのです。花粉症の対策として、多くの方が「花粉を室内に入れないよう窓を閉め切る」ことを挙げていますが、この「窓を閉め切る」ことが、室内の空気環境を非常に悪いものにしているのです。確かに、窓を閉め切ることで、花粉が家の中に入ることは防げます。しかし同時に、風や新鮮な空気も、家の中に入らなくなってしまうのです。 冬の間暖房をし続けた家は、窓の周りや箪笥などの家具の裏側が、結露による湿気でかびやすい状況になっています。そして徐々に気温が上がり、カビやダニが繁殖しやすい時期になって、花粉症対策で窓を閉め切ることになるわけです。陽気もよくなり、本来なら窓を開けて、家の中にたまった湿気や埃を追い出したいところなのですが、窓を閉め切ることで、ますます家の中に湿気や埃をためこんでしまうことにもなり兼ねないのです。これでは、人間の健康にもよい影響は与えません。先ほど私が、現代家相学上「大凶」と言ったのは、このような理由からなのです。 家相では、「気の流れをよくする」とか、「家の中に気を呼び込む」などといった表現をよくします。この“気”というもの、運気だとかパワーだとか、神秘的なもののように捉えられたりもしていますが、“気”とは空気に他ならないのです。空気の流れをよくすること、家の中に空気を呼び込むことは、家にも、そこに住む人間にも、家相学上とても大切なことなのです。しかし、窓を閉め切ってしまったら、気が流れない、気が呼び込まれないばかりでなく、家の中の害悪も追い出すことが出来ません。 最近は、「窓を開けると埃が入るからイヤだ」といわれる方が多いのですが、これは大きな間違いです。窓を開けると一時的に部屋の中を埃が舞うため、そのように思われるのでしょうが、もう一箇所部屋の窓を開け、風の通り道をつくってやれば、時間とともに埃は排出されていくのです。つまり、気の流れがよくなれば、埃だけでなく、汚れた空気(二酸化炭素や有機性化合物)、湿気など、家の中の害悪も追い払ってくれるのです。 科学が進歩した現代では、温度、湿度、埃や塵などの影響で、空気が様々な状況に変化していることがわかるようになりました。健康的な生活ができるよう、家の中の空気環境を整えることも、現代家相学の重要なテーマであるのです。元気・運気のもとであり、人間が生きていくためのパワーである“気”とは、空気環境のことであると理解していただいてよいのです。 花粉症対策で窓を閉め切ることは、この空気環境を損ねる原因となり、現代家相学上は大凶といえます。しかし、家相は対策できるもの。ならば、どんな対策をすればよいのか、小池康壽流の対策法をお教えしましょう。それは、花粉を取り込まないように窓を開けることです。風が入れば花粉も入る、ならば、風を取り込まない方向の窓だけでも開けてみましょう。新鮮な風は入らないものの、ホルムアルデヒドなどの有機性化合物や、汚れた空気を排出することだけは行えます。 それには、住んでいる地域の「風」を知ることが必要です。どんな季節にどの方向から風が吹くか、それがわかれば、家づくりの際にも、効率的に風を取り込むよう窓の配置を計画できるのです。 ![]() ちなみに私は、気象庁の全国842地点、過去15年間の月毎の風配図(風向、風速など、風の分布を表した図)を所有し、家相鑑定に利用しています。家づくりの際や、花粉症対策、アレルギー対策に風配図を利用してみてください。 もうひとつ、小池康壽流の対策法があります。それは「花粉フィルター付空気導入型空調換気扇」を利用することです。これは従来の換気扇と違い、花粉を除去した新しい空気を導入しながら、古い空気を排出し換気をするものです。暖房や冷房のロスを減らしながら、換気ができる優れものでもあります。空気清浄機を使うのもひとつの方法ですが、新鮮な空気を取り入れることができるこちらのほうが、現代家相学上はおすすめです。 ![]() *画像協力 東芝 風配図などで風向を知り、効率よく窓を開ける。そして、現代のアイテムを活用して科学的に対処する。小池康壽流のこの対策、試してみてください。窓を閉め切るという安易な対策には、カビや埃、ホルムアルデヒドなどの害悪を助長させてしまうという、思わぬ落とし穴があるのですから。これは、花粉症である私からのお願いです。 |
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2005 家相研究家 小池康壽
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