
A 庭の池を埋めることで、家相に悪い影響を与えることはありません。
建物と池の距離が離れていれば、庭の池は趣があり、夏には「涼」を運んでくれるよいものです。しかし、建物と池との距離がそれほどない場合には、湿度の影響も考慮することが大切です。
欧米では、建物寿命は100年を超えますが、日本の場合、総務庁の調査では30年をきってしまっています。この大きな差には、耐久性ばかりの問題ではなく、さまざまな要因があると思いますが、日本の高湿な季候がその一因でもあります。湿度の影響で、建物の傷みが早くなっているのです。
建物の床下部分には「換気口」がありますが、本来この換気口は、南の光で乾いた空気を床下に取り込み、床下にたまった湿気を北側に排出するのが理想です。ですから、庭に池があり、池と建物との距離が近い場合は、湿った空気を床下に取り込んでしまうおそれもあります。湿気は建物を傷め、カビやダニの発生を促すなど、建物にもそこに住む人間にもよい影響を与えません。
ですから、私は基本的には、池を埋めることには賛成です。手入れも大変ですしね。ただ、せっかくご両親が作られた池ですので、水を抜き、玉砂利を敷いて、“から池”にされてはいかがでしょう。これなら手入れもほとんど要りませんし、現在のお庭の面影もそのまま残りますからね。
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