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| 家相研究家・間取り研究家の小池康壽でございます。私は、木造注文住宅、プレハブ注文住宅の営業担当として、数多くの家づくりに携わってまいりました。家づくりにおいては、住みやすい家、健康で安全に暮らせる家を誰もが望まれます。その一方で、鬼門や張り欠けなど古来から伝わる言い伝えを、そのまま現代の家づくりに取り入れようとする傾向もあります。しかし、「鬼門に水回りがあると不幸が訪れる」とか、「この方角にトイレがあると災いが起こる」などといった、迷信的な考えを主たるものとして家づくりを行えば、当然のごとく使い勝手の悪い住まいにもなるでしょうし、設計自体が不可能になる場合も出てまいります。 私も多くの家づくりのお手伝いの中で、ただ単に鬼門から水回りを外しただけの家、また、家相や風水の本に書かれた「吉・凶」に凝り固まった家や、占い師の方のアドバイスどおりにつくられた家をたくさん見てまいりました。当初はそれで満足していても、実際に生活し、月日が経つにつれて、それらの家には住みにくさ、使いづらさという災いがやってくるのです。 住まいを提供する側は、このような家相の考えを全面否定すれば、施主の要望を無視することにもなってしまいます。逆に、全面的に取り入れるとすれば、プロとして満足感のない家づくりを提供することにもなってしまうのです。 当時私は、どちらかといえば前者、家相を全面的に否定した考えを持っており、住みやすさ、過ごしやすさを優先した住まいを提供したいと考えておりました。しかし、否定するにはそれなりの知識がなければ否定できない、また、家相の正体もきちんと知りたいと考えたのです。そこで、本格的に家相を勉強したいと考え、家相の古書や易学を学ぶことにしたのです。すると、家相を語る側にも問題があることがわかりました。本来は家づくりとは無縁であるはずの姓名判断や、手相などと同じように、家相を「占い」として見ている人が多いこともその理由のひとつです。 また私は、自ら家づくりを実践的に行うことが重要であるとも考え、住宅建築・住宅購入を8度経験しております。厄年に家を建てたり、仏滅に引越しをしたり、鬼門にトイレや浴室をつくったりと、迷信的な事柄を否定する力をもつためにも、自らの家づくりでそれを行ってきました。また、さまざまな住宅設備も、その使い心地を試すべく家づくりに取り入れてきました。それらの実践的な家づくりの経験から、家の構造が住む人に与えるよい影響、悪い影響を知ることができました。たとえば、家の中央部に階段をつくれば、家庭内事故の危険性の高い暗い階段になってしまいます。また、西日を多く取り入れてしまえば、暑く疲れる住まいになってしまいます。日当たりが悪く寒い北側に水回りをつくれば、体への負担も大きく、建物の傷みも速まることでしょう。 家相を本格的に学ぶこと、自らの家づくりや、家づくりのお手伝いを数多く経験することで、家相は「迷信」と「先人の経験からなる理にかなう考え」の両面を持つことがわかってきたのです。そして、1995年に日本で初めて家相専門のサイトをオープンさせ、現在に至っております。 現在は、日本全国から20,000棟を超える家相の相談、家づくりの相談をお受けしてきました。また、地域の特性に合わせたアドバイスを心がけてもいます。たとえば、東南の玄関は大吉であると家相のどの本にも書かれていますが、実は北海道では、北西からの風が吹く地域が多く、その風の影響で東南に雪庇や氷柱ができやすいのです。この場合東南に玄関があれば、それらが落下する危険性も高く、大凶の玄関になってしまうおそれもあるのです。ですから、このような地域特性を学ぶためにも、全国各地で積極的に講演活動を行うようにしています。辞書でひも解けば、家相とは「住まいの構造、向き、間取りで吉凶を見るもの」とあります。吉凶を辞書でひも解けば、「良いか悪いか」という意味で、すなわち家相は「住まいの構造や間取り、建物、部屋の向きでよいか悪いかを判断するもの。住みやすさを見るもの」であると、私は解釈しています。そして私のサイトでは、古来の家相の何が正しく、何が間違いであるか、なぜそのような迷信が伝わってきたのか、住まいと人間とのかかわりを、従来の家相学とは違う新しい現代の家相学、「小池康壽の現代家相学」として解説しています。 小池康壽の現代家相学は、古来から伝わる家相学の理にかなう部分、また私の実践的経験からつくられた科学的根拠のある考えだけを、みなさまの家づくりにご利用いただければよいと考えています。健康で安全にお暮らしいただける「良い住まい」をおつくりいただくこと、お探しいただけることを心から願っております。 家相研究家 小池康壽 (C)copyright 2006 家相研究家 小池康壽 |