Q 現在家を新築中です。細かな家相は信じないようにしようと間取りを決めましたが、トイレだけは鬼門を外して四遇線に掛からない東南に設置。しかし、ある本に『家族の干支の方向に不浄物はタブー』と!!我が家は夫婦そろって辰年・・・干支って家相にそんなに重要ですか?


A 
家づくりでは干支まで気にされる必要はありません。

北東を「丑寅(うしとら)」、東南を「辰巳(たつみ)」、南西を「未申(ひつじさる)」というように、十二支の干支はそれぞれの方角にあてられています。もともとは、この干支も中国の陰陽五行説から生まれたもので、方角の他、時刻や年月を表すのにも用いられていますが、家づくりに際しては、干支まで気にされる必要はありません。

「細かい家相は信じないようにしよう」とのことですが、干支はまさにその“細かい家相”であって、干支についていわれている吉凶は迷信に過ぎません。四隅線を避けてトイレを東南に配置されたようですが、この四隅線も、家づくりにおいては私は迷信と捉えています。東南は午前中の日光がよく当たり、空気環境のよい場所として、家相上は大吉の方角とされています。ここにトイレをつくれば、湿気も滞ることなく、冬場の寒さも和らぎ、まさに大吉のトイレとなるでしょう。

その大吉のトイレが、家族の干支の方角にあたるという理由だけで、今度は大凶のトイレとなってしまう…、家相とはそんなに不確かなものではありません。方角に良し悪しがいわれるのは、寒いとか暑いとか、暗いとか明るいとかいったその方角ごとの特性からいわれるものです。その特性を踏まえて、それに合った部屋を配置したり、その特性を改善できるような工夫をすれば(たとえば北東の鬼門なら、暗さや冬の寒さを改善するために照明や暖房のしかたを工夫する)、方角自体は良くなくても、住まいとしては吉となるのです。

今回の東南のトイレも、方角だけを気にして(鬼門や四隅線を避けて)東南に配置されたのであれば、もう一度間取り全体を見直してみてはいかがでしょうか。家相とは、単純に方角だけで良し悪しが決まるものではありませんからね。大事なのは、あくまでも家のつくり方だということをお忘れなく。


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