Q 家を新築するにあたり、できるかぎり家相のよい間取りにしたいと考えています。ですが敷地に限りがあり、どこかは凶方位へ持っていかなくてはなりません。このような場合、どこを優先して吉方位に配置すればいいのでしょうか?やはり水回りでしょうか?


A 
家相でいう吉・凶とは、個々の部屋の方位や位置で決まるものではありません。家全体としての住みよさ、使いやすさを考慮することが大切です。

せっかくの家づくりですから、できれば少しでも家相のよい家にしたいですよね。できることなら、すべての部屋を吉とされる場所につくりたいものですが、これは到底無理な話です。また、たとえできたとしても、それがイコール家相のよい家とはかぎりません。ひとつでも多くの部屋を吉方位に持っていけばよい、と考えている方が多いのですが、これは誤解です。

家相とは本来、家全体を見て吉・凶を判断するものです。全体とは、間取りだけではなく、建物の構造や敷地の状況、周りの環境やそこに住む人の生活の様子など、すべての要素をいいます。家相上ベストな間取りであっても、建物構造が弱ければ「吉」とはいえませんし、周囲の状況や環境を考慮しなければ、住みだしてから後悔することも多いでしょう。

ですから、どの部屋を優先するかというのも、その家ごとに変わってよいものなのです。

敷地状況もまわりの環境も、家族のライフスタイルもそれぞれ違いますよね。大切なのは、その家ごとの吉方位をうまく活用し、凶方位には適切な対策を講じることです。たとえば、昼間はほとんど留守になるような家の場合、東南の特等席に誰も使わないリビングを配置するより、朝日の差すキッチンや、朝日を浴びながら入浴できるお風呂を配置したほうが、利用価値も高くなると思うのです。家相の本に書いてある吉・凶がすべてではありませんからね。

また、部屋にはそれぞれ「つながり」や「相性」があります。方位の吉・凶にこだわりすぎて、お風呂と洗面所をわざわざ離してつくった家も見たことがありますが、これでは使いにくいばかりで、決してよい間取りとはいえませんね。敷地や周囲の状況、あなたのご家族のライフスタイルなども加味したうえで、どの部屋をどこに配置すれば健康的に過ごせるか、快適で安全な暮らしができるか、じっくり考えてみてください。


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