ウッドデッキは大凶?!

最近は住まいにウッドデッキをつくる方が増えています。リビングから延長されたウッドデッキは、生活にゆとりと憩いを与えてくれますね。今回はそのウッドデッキについて、お話しましょう。
 
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『来年の完成を目途に、家づくりを始めました。設計図面が出来上がったところなのですが、ウッドデッキ用のスペースを取ったため、建物の形上、リビングの前に「欠け」ができてしまいました。東南の欠けは大凶とかで、両親がウッドデッキを付けることに反対しています。ウッドデッキを付けることは、私たち夫婦の強い希望です。デッキを付けることで「欠け」はなくなると思うのですが、デッキを付けてもやはり大凶なのでしょうか?』



ウッドデッキと建物の「欠け」については、実はよくご質問をいただきます。建物の欠けにウッドデッキを付ければ、欠けが解消されるとお考えの方が多いのですが、以前の記事、『張り・欠けなど気にするな!』・『張り・欠けはここに注意!』でもお話したように、そもそも「張り・欠け」について言われている「東南の張りは出世相」だの「鬼門の張り欠けは凶相」だのという言葉は迷信にすぎません。



ですから、ご希望どおりウッドデッキを付けられることには問題はありません。むしろ、東南の光をたくさん取り入れることができ、空気環境のよい空間ができることでしょう。ご家族の憩いの場として、大いに活用していただきたいものだとも思います。ただし、このウッドデッキも、設置のしかたやメンテナンスのしかたを考慮しなければ、逆に住まいの耐久性を悪くしてしまう場合もあるのです。



ご存知のように日本の気候は湿度が高いため、床下の湿気をできるかぎり排出することが、住まいを長持ちさせるポイントとなります。もうお気づきかと思いますが、ウッドデッキを取り付けると、床下の換気のための換気口が隠れてしまうケースが多いのです。床下換気の鉄則は、暖かい空気、乾いた空気を効率よく取り入れること。つまり、日当たりのよい南側の空気を多く取り入れることが有効なのです。

しかし、ウッドデッキはほとんどの場合、日当たりのよい南側に取り付けられますよね。当然、床下の換気効率は悪くなってしまうことが多いのです。床下の換気量が不足すれば、湿気の影響から建物の寿命が短くなってしまうおそれもあります。家づくりに際しては、メーカーや工法を吟味して、耐久性の高い住まいを求める方がほとんどですが、いざ住まいが完成してしまうと、耐久性を損なうような住まい方をされる方も少なくありません。

たとえば、エアコンの室外機や物置などを、床下換気口の前に置いているお宅がありますが、それも一例といえるでしょうね。




ウッドデッキを取り付けられる場合も、床下の換気効率が悪くなるというリスクがあることも、よく考慮していただきたいのです。ウッドデッキで換気口がいくつも隠れてしまうなど、換気の面で不安が残るような場合は、床下の湿気を強制的に排出できるよう、床下換気口用の換気扇や、床下用の除湿機などを設置されれば安心ですね。



もともと、「張り」や「欠け」がある場合に注意しなければならないことは、根拠のない“災い事”ではなく、建物の強度や耐久性、防犯性なのです。ですから、「欠け」をなくしたいからといって、あまり日当たりのよくない場所にデッキなどを付けることは、ますます耐久性を悪くしてしまうことに他なりませんからご注意くださいね。

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床下換気システム
床下乾燥機


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