仏滅は避けたほうがいいのか? |
| Q:今秋に完成の予定で家づくりを進めています。ひとつ教えていただきたいのですが、メーカーとの契約日や着工日なども、やはり「仏滅」は避けたほうがいいのでしょうか?両親が何かと日柄を気にするのですが、私自身は仕事の都合もあり、すべて日柄のよい日にとはいかないのですが…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ![]() A:「日柄」にばかりこだわるより、無理のない日程にされることが望ましいですね。 家づくりは人生の一大事業ですし、大きな買い物ですから、ご両親が日柄を心配されるのも無理はありませんよね。ところで「日柄」といえば、大安がよい日、仏滅がよくない日として知られていますが、この他に「先勝(せんしょう)・友引(ともびき)・先負(せんぷ)・赤口(しゃっく)」があり、これらは「六曜」と呼ばれ、もともとは中国で占いに使われていたものです。 それが室町時代の末期に日本に伝わり、江戸時代の中期に現在のような形になったと考えられています。そして現在まで、人々の生活の中に浸透し、お祝い事や人生の節目となる行事の日取りには、縁起を担いで用いられるようになりました。 しかし、その意味合いは、本来のものとは幾分違っているようです。たとえば「友引」は、本来は「先勝」と「先負」の間にあって、「相打(あいうち)ともに引きて勝負(かちまけ)なし」という意味で、良くも悪くもない日といわれていました。今日のように、「友(友達)を引く」から祝い事にはよい日、お葬式などには悪い日という意味合いのものではなかったのですね。 建築の場合も日柄がよく気にされ、契約や上棟、入居の日などは、やはり「仏滅」を敬遠する方が多いのです。また建築に関しては、「三隣亡(さんりんぼう)」も大凶の日とされています。「六曜」で大安であっても、その日が三隣亡にあたれば大凶で、この日に着工・上棟などを行うと、近隣三軒にまで災いが及ぶといわれています。しかし、実は江戸時代の暦には、三隣亡の記述は一切ないといわれているのです。私が所有している江戸時代の家相書にも、三隣亡に関する記述はありません。それどころか、江戸時代の雑書には「三輪宝」と書かれ、吉日といわれていたようなのです。 このように考えれば、仏滅も三隣亡も必ずしも怖い日ではないといえますね。ですから、日柄にばかりこだわるよりは、仕事や学校のスケジュールなど、ご家族の都合を優先させ、無理のない日程にされることが私は望ましいと思います。私も今までに何度か家づくりの経験がありますが、着工や引渡し、新居への引越しも、日柄を気にせずおこなってきました。とはいえ、仏滅に契約・着工などをして、ご両親に心配をかけてしまうのも考えものですから、契約や着工の日取りも慌てずに、ご家族でよく相談されることが大事ですね。 |
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