防犯カメラは大吉なり |
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| 新聞やテレビのニュースを見ていると、物騒な世の中になったもんだとつくづく思います。泥棒はいつの時代にもいましたが、ここ最近の手口は考えられないほど凶悪になっているからです。昔は泥棒といえば、留守の家を狙う空き巣がほとんどでしたが、今や留守中だろうが在宅中だろうがお構いなし。強引に押し入って金品を盗んだり、人を傷つけたりする凶悪な強盗が目立つようになりました。 今まで多くの住まいづくりに携わってきましたが、警備システムへの加入や防犯カメラの設置などという物々しい防犯対策は、ごく限られた軒数のものでした。最近は一般の家庭でも、警備システムに加入されたり、防犯カメラを設置されたりするケースが増えてきましたが、これらの方向性は、家相学上「大吉」の家をつくる観点からも、さらに進んでいってほしいものだと願っています。どんなに健康で快適に暮らせる住まいでも、空き巣や強盗に簡単に入られてしまうようでは、決して幸せとはいえないからです。 古代中国では、北東から異民族の匈奴による襲撃を受けることを恐れ、北東の方角を鬼門として忌み嫌いました。そして、長大にして堅固な「万里の長城」を築き、自分たちの命や財産を守ったのです。私たちも、現代の匈奴ともいうべき空き巣や強盗から、命や財産を守らなければなりません。 だからといって、家の周りに万里の長城のような高い塀をつくるのも考え物。泥棒は入りづらくなるでしょうが、第一、風や光も入らなくなってしまいますからね。塀はある程度の高さは確保しても、風通しのよいフェンスにするほうが防犯性は高く、住まいも人間も健康に暮らせるのです。万里の長城はつくれなくても、現代には現代ならではの対策があります。それが、以前ご紹介したような警備システムと、今回ご紹介する「防犯カメラ」です。これからの時代、防犯対策には特にこの防犯カメラが、大きな効力を持つだろうと私は考えています。あの万里の長城にも、城壁のところどころに見張り小屋がありました。匈奴の襲撃をいち早く察知するため、そして、襲撃を警戒していることを知らしめるためです。人間は誰かに見られていると思うと、なかなか悪いことはできないものですし、守りを固めた相手には、おいそれと手出しはできません。 その“見張り”の役目をしてくれるのが防犯カメラです。しかし従来は、2台程度のカメラと専用の長時間ビデオを購入すると、楽に50万円以上はかかりました。ですから、カメラを設置できたとしても1台か2台のケースが多く、必要な場所をすべて“見張る”ことは、よほどの豪邸でない限りは予算的に難しかったのです。つい最近も、防犯カメラが設置されているにもかかわらず、在宅中に強盗に入られた事件が報道されていました。カメラのない裏口から侵入されたのです。 ですが、時代は変わりました。防犯カメラの値段が画期的に安くなったのです。また、DIY感覚で自分でも簡単に取り付けることができるようにもなりました。住まいの防犯アイテムとして、防犯カメラがぐっと身近になったのです。わが家も以前から2台の防犯カメラを設置していましたが、台数を増やそうかと考えていた折も折、防犯カメラの専門メーカーから、低価格の商品が出たので早速使用してみました。 昨今の防犯事情やDIYブームに着目され、家庭で自分でも取り付けられるように商品開発を進められた商品で、大手のホームセンターやDIYセンター、家電販売店などで販売されています。 この防犯カメラは、モノクロタイプで19800円、カラータイプでも29800円です。最大4台のカメラを設置した場合、その映像を4つに分割して1台のテレビに映しだす分割器も、3万円程度で購入できます。ですから、4台のカメラと分割器を購入しても、合計11万円程度で4箇所に防犯カメラを設置することができます。現在では、40日間録画が可能な長時間ビデオも10万円ほどで購入できます。すべてトータルしても、約20万円で本格的な防犯カメラを設置することができるようになったのです。私も早速取り付けてみましたが、本当に簡単です。そして、従来のカメラと大きく違う点は、真っ暗な状況でも赤外線が照射され、きれいに映ることです。また、真っ暗な状況では赤外線のビームが赤く点灯し、防犯カメラが作動中であることが認識できるため、犯罪を抑止する効果もより高いといえます。 わが家にもともと設置してあったカメラは、深夜はあまりきれいに映りませんでしたし、2台のカメラでは、家の周りをすべて映し出すこともできず、不安もありました。しかし、今回このカメラを増設したことで、最大6方向から、しかも真っ暗な状況でも、赤外線の力で10メートル前後の画像まできれいに映し出せ、記録できるようになりました。 正直な話、この程度の価格の防犯カメラは実際に使ってみるまでは、あまり期待はしていませんでした。従来の価格に比べあまりにも安いからです。しかし、実際に使ってみて、カメラの性能や赤外線の照射威力には驚きました。また、簡単に取り付けができますから、1人住まいの女性の方にもおすすめできます。 マンションなどがよく狙われるピッキングも、最近ではより手口が悪質化し、ドリルでドアに穴を開けてまで侵入してくるケースも増えています。ベランダからの侵入も多いようですから、マンションの場合はドアの付近やベランダなどに、このカメラを設置しておくとよいでしょう。出かける前にスイッチを入れておけば、留守中の来訪者の確認にも利用できます。 また、4台のカメラを統合してテレビやビデオに接続できる分割器は、万が一、外部で侵入者に防犯カメラのコード類を切断されると、室内の分割器が警報を発する機能も付いています。 ![]() *4台のカメラを1画面に分割して録画、モニターできる外部で切断されると、警報が作動する。 実は、カメラを取り付けると防犯以外に、思わぬ“副次効果”もあるのです。わが家の塀に犬の糞やおしっこをほとんどされなくなったこと。訪問販売のセールスが、まったくといってよいほど来なくなったことです。 万里の長城が造り始められたのは今から2000年以上も前のこと。しかし、その防犯と自衛の意識は、今日の私たちにも必要なものなのです。現代の匈奴から身を守り、幸せに暮らすためにも。 日本セキュリティー機器販売(株)http://www.n-sk.jp |
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2005 家相研究家 小池康壽
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