家を2分する廊下は凶

Q:1階の廊下がほとんど家の真ん中を通っています。和室10畳+6畳の仏間の二間続きと、ダイニングキッチン12畳+8畳の和室の間に廊下があります。両脇の部屋の大きさがほとんど同じで、廊下の突き当たりが階段になっています。家を二分するような廊下は家相的に良くないと書いてありました。また、その真上(ほとんど家の真ん中)が屋根裏収納になっています。家の真ん中にあるとお金が出ていくので良くないとか。廊下は部屋をつなげて戸を付け、屋根裏収納は閉じてしまおうかと迷っております。
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A:無駄に思える廊下にも、大切な役割があるのです。

廊下に関するご質問をいくつかいただきました。みなさん廊下をなくしてしまおうかとお迷いのようですが、一見無駄なスペースに思える廊下にも、実は大切な役割があるのです。

最近は廊下のない家が増えてきましたね。玄関を入るといきなりリビング。そして、リビングから直接、洗面所やトイレ、他の部屋に行けるという間取りをよく見ます。廊下を介さずに行き来でき、また、廊下をつくる分で部屋を広くすることもできますから、その意味では合理的な間取りと思えるでしょう。

しかし、部屋同士を隔てるものがなければ、たとえば埃や湿気、臭いや音などもダイレクトに伝わってしまいますよね。浴室や洗面所の湿気、トイレの音や臭い、他の部屋の生活音などを適度に遮断してくれるのも、廊下の大切な役割なのです。いわば、部屋と部屋との緩衝スペースということでしょうか。一部屋が何十畳もあるような住まいなら別でしょうが、建坪が限られてしまう日本の住まいでは、廊下の有る無しも住み心地に影響してくると私は思います。

廊下をなくして部屋をつなげることは、これらのことを考慮されたうえで、もう一度よくお考えくださいね。家相の本などには、「南北や東西に家を二分する廊下は家庭不和を招く」などと書かれていますが、これは根拠のあるものではありません。そもそも廊下は各部屋への通路ですから、部屋と部屋の間につくるのが妥当でもありますからね。また、屋根裏収納と「お金が出て行く」ことにも因果関係はありませんので、こちらも慎重にお考えください。収納場所がなくなったと後で後悔しても困りますからね。


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(C)copyright 2005 家相研究家 小池康壽